親鸞会 宮城

浄土真宗親鸞会 宮城、山形、福島

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浄土真宗親鸞会 宮城、山形、福島

Jodo Shinshu Shinrankai Miyagi OFFICIAL

 私たちが日常、耳にする言葉には、仏教からでた言葉が意外に多いものです。知らずに使っていたり、本来の意味とは違った意味で使っていたり・・・少しづつ振り返ってみたいと思います。

 【三世】

 仏教は三世を貫く教えと言われます。

 「三世」とは、過去、現在、未来のことで、平たい言葉で言えば、「いつでも」ということです。
 昔も今もこれからもずっと変わらないものを、「三世を貫く」といいます。

 憲法や法律のように、江戸時代は通用したが、今日は通じないとか、現代はいいが、100年後には当てはまらないものは、三世を貫くとはいえません。

 仏教が説かれたのは、約2600年前だから、「これだけ時代が変われば、仏教も変えなければいけない」という人がありますが、時空を超えた普遍の真理が教えられているとわかれば、そうではないということがわかります。

 【十方】

 「十方」とは、四方(東西南北)、四維(北東、北西、南東、南西)の八方に、上・下を合わせた十の方角ということで、大宇宙どこでも、という意味です。

 憲法や交通法規のような、多くの人が正しいと思っているものも、どこでも普遍的に通用するのではありません。
 例えば、自動車は日本では左側通行ですが、アメリカでは右側通行というように。

 それに対して仏法は、いつでも(三世)どこでも(十方)変わらない真実が説かれています。大宇宙の、すべての人の救われる尊いみ教えが、仏法なのです。

 【精進】

 釈尊(おしゃかさま)は経典の中に、いろいろの善(諸善)を勧められています。
 「善い行いをすれば善い結果(幸せ)があらわれる。」これが宇宙の真理だからです。

 その中の一つが「精進」です。
 「精進」とは、”精を出して進む”と書くように、怠けずに努力することをいいます。

 ここで大事なのは、”正しい目的に向かって”努力すること。泥棒に一生懸命になっても、やればやるほど悪いことになってしまいます。

 ほかにも「精進料理」といって、肉や魚を食べないことだと思っている人がありますが、正しい目的に向かって頑張れるならば、何を食べるかは問題ではありません。

 楽して得られるのは貧と恥のみといわれます。怠け心に逆らって努力してこそ幸せはやってくるのです。

 「精出せば 凍るひまなし 水車」

 【殺生】

 「そんな殺生な」などと使う「殺生」は、生き物を殺すことをいいます。
 一口に殺生といってもそれに三通りあると、仏教では教えられています。

  ・自殺・・・・・・・・自分で生き物を殺すこと。
  ・他殺・・・・・・・・他人に命じて殺すこと。
  ・随喜同業・・・・他人が殺生しているのを見て、楽しむ心があれば同罪。

 猟師や食肉処理業の人が、殺生するのは、買って食べる人がいるからでしょう。

 そうすると私たちは日々、同じ殺生罪を造っていることになります。
 罪を造らずには生きていけない自己の姿をよくよく見つめなければなりません。

 【長者】

 「わらしべ長者」という昔話を知っていますか?ある貧しい人が、一本のわらしべから物々交換を繰り返し、大金持ちになる話しです。

 「長者」とは金持ちのことと思われていますが、これは仏教でもよく使われる言葉で、釈尊は、「この世に三長者あり」と説かれています。

  (1)家の長者・・・お金や財産に恵まれている人
  (2)身の長者・・・健康に恵まれている人
  (3)心の長者・・・信心決定(*)して身も心も大安心、大満足に満たされている人

 中でも、三番目の「心の長者」がいちばんよいと教えられています。
 財産や健康は無常のもので、いつ私たちを裏切るかわからないからです。

 最も幸せな「心の長者」になれるように、真剣に仏法を聞かせていただきましょう!

  (*)信心決定 → 浄土真宗講座へ

 【 天 上 天 下 唯 我 独 尊 】

 「天上天下唯我独尊」とは、お釈迦さまがお生まれになられた時におっしゃった、と言われる言葉です。

 ところが、これを「この世でいちばん偉くて尊いのはオレだけだ」と、うぬぼれた言葉のように誤解している人が多いようです。

 「我」とは、私たち人間のこと。「独尊」は、ただ一つの尊い使命ということですから、

「すべての人間は、天上天下広しといえども、たった一つしかない尊い使命を果たすべく、この世へ生まれてきた」

ということです。

 その使命とは、人生究極の目的である、絶対の幸福を獲得(ぎゃくとく)すること。

 お釈迦さまは、生涯、このこと一つ、教えて下されたのです。